高額車だから強烈なA/Cと思ったが、自然な感じ。
いつも”ガタッピシッ”で熱風を浴びていたからか、眠気すら覚える車は初めてである。
「ナオ、結構買ったなぁ」
「帰りはトラックだから、いくらでもイケるな」
・・・
寝てるの・・・か。
定期巡回は、またも不発に終わった。
ボボボボボボォー。
「頭から入れて、バックでっと」
このほうが荷物出しやすいだろぉ。
ボッ。
「着いたよー」
「はい、はーい」
眼を擦りながら返事をする。
玄関を開け、荷物を持つ。
「今日帰るのかー?」
・・・
なぜ起き上がらない。
ま、いいか。
「荷物、上に上げとくよー」
やはり買った物は直ぐに開けて見たいからなー。
なんという心遣い、トラックの荷台に置かないところが憎い。
やはり買った物は直ぐに開けて見たいからなー。
なんという心遣い、トラックの荷台に置かないところが憎い。
車のドアを開けたまま、放置する。
気持ち良い時は、そのままが良いし。
荷物を置いたら、ナオを見ながら外で一服だな。
・・・開けっ放しで暑くないのかなー。
どこまで耐えられるか、見ていよう。
「くっくっく」
どこまで耐えられるか、見ていよう。
「くっくっく」
カキィン!、シュボ。
このジッポも結構使ってるな。
「レオー、何処か行ってきたー?」
何処からか、聞き慣れた声が。
「あー、誰ーその人ー」
「誰、誰ー」
「誰、誰ー」
路肩に止まっている軽自動車の方から発せられているようである。
「ヌ」

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