DREAM

ep27 快適

涼しい、と言うか居やすい。
高額車だから強烈なA/Cと思ったが、自然な感じ。
いつも”ガタッピシッ”で熱風を浴びていたからか、眠気すら覚える車は初めてである。

「ナオ、結構買ったなぁ」
「帰りはトラックだから、いくらでもイケるな」
・・・
寝てるの・・・か。

定期巡回は、またも不発に終わった。

ボボボボボボォー。

「頭から入れて、バックでっと」
このほうが荷物出しやすいだろぉ。

ボッ。

「着いたよー」
「はい、はーい」
眼を擦りながら返事をする。
玄関を開け、荷物を持つ。

「今日帰るのかー?」
・・・
なぜ起き上がらない。
ま、いいか。

「荷物、上に上げとくよー」

やはり買った物は直ぐに開けて見たいからなー。
なんという心遣い、トラックの荷台に置かないところが憎い。

車のドアを開けたまま、放置する。
気持ち良い時は、そのままが良いし。
荷物を置いたら、ナオを見ながら外で一服だな。

・・・開けっ放しで暑くないのかなー。
どこまで耐えられるか、見ていよう。

「くっくっく」

カキィン!、シュボ。
このジッポも結構使ってるな。

「レオー、何処か行ってきたー?」

何処からか、聞き慣れた声が。

「あー、誰ーその人ー」
「誰、誰ー」

路肩に止まっている軽自動車の方から発せられているようである。

「ヌ」


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ホワイト・アルバム2