カラカラカラ・・・
ガレージから居間を覗き込む。
「ナオは、まだ起きてないかな」
朝食の用意でもするか、昨日は疲れたろうから。
「ユウ、ちと朝食食べてくるわぁ」
片手を挙げ家の中に入る。
ユウはレオの背中を見ながら手を振る。
得意の茹で玉子でサラダでも添えるか。
「何時頃に起きるんだ?ま、いいか」
電気ケトルに玉子2つ入れ、スイッチを押す。
「ナオは黒糖だったよなぁ、有ったか・・・な」
コーヒーの薫りが部屋中に広がる。
ガッタン!
「な、なんだぁ!」
音がして数十秒後、ナオが目を擦りながらキッチンに姿を表した。
「おぉはぁよぉー」
ピンクの熊柄パジャマ姿で、アライグマのヌイグルミを抱えている。
「いい薫りぃ、レオ朝食作ってるのぉ?」
そうとうお疲れの様で・・・
「そそ、もぉスグ出来るから顔でも洗ってて」
「そぉするぅー、ふぁぁぁ」
そぉ言いながら背中をかく。
「ナオ、パンツ見えてるぞぉ」
「はぁぁぁい」
モールで新調したパジャマ姿を見せたかったのであろう。
ナオなりの朝食を作ってくれるレオへのサービスである。
そぉ言えば、ナオのパジャマ姿は初見。
アニマルが好きなの・・・か。
「あぁ、すっきりしたぁ」
「朝食出来たぁ?」
パジャマ姿のままコッチに来るナオ。
「レオにコーヒー作らせると、砂糖何杯入れられるか分かんないもんねぇ」
うっ!
普通4杯では・・・
「レオォ、早くしないとTV始まっちゃうよぉ」
ナオお気に入りの番組があるらしい。
「いっただっきまぁす」
TVを見ながらパンを頬張るナオ。
ナオのパジャマ姿を見ながら朝食を食べるレオ。
久しぶりの1人ではない朝食。

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