DREAM

ep21 特別

ボボボォー、ボボッ。

家の近くにある、お気に入りのコンビニ。
国道に隣接している為、駐車場が広く大型トラックがヨク停まっている。

「お疲れ様です」

駐車場にはバックで入れる。

「何にしようかなぁ、新しい特選デザートとか有るといいなぁ」

ユウは相変わらず、手のひらにメモを・・・。

こっちを向くなり片手を突き出し

「みなさん、おはようございます。今朝はコンビニに来ています」

・・・へ?

「お客さんにアンケートをしようと思います、あなたがこのコンビニを選ぶ理由は?」

ムムム、どこからそんな情報を・・・
え、えー

「買い物をするとポイントが貯まるのとぉ」
「キャンペーンでお気に入りキャラクターが結構あるからです・・・」

またもやメモを。

・・・あ、あのぉー続きはー・・・

メモ書きを邪魔しちゃ悪いからイクか・・・な

バムッ!

ドアを開け、足を一歩踏み出す。

この感覚は自分なりに特別な感触がある。
ステップから地面は、ほんの僅か90mm前後。
セヴンも車高を低くしてあるが、07は更に地面との近さを感じる。
身が引き締まる瞬間。

「さぁーて、何があるかなぁ」

朝食だから、バター入りクロワッサンでも。
コーヒーは有るから、あとはデザートか。

「んー、新商品みたいだけどあまり代わり映えしない・・・な」


買い物を済ませ店のドアを開ける。

おおお、いつの間に。
07の隣には2ドアの外車が。

「高いんだろうなぁ」

と、思わず店の出入り口に有る灰皿の横で煙草に火を付ける。

カキィン!、シュボ。

ユウが車の後ろにPガール風に立ち、微笑む。

「私のほうがステキでしょ?」

「あぁ」


「特別なんだよなぁ、やっぱり」

幾ら新型車と対峙し後塵を浴びていても、その特別は違う。

真の赤、佇まい。

異質であり、特別。

0 件のコメント:


ホワイト・アルバム2