「車を脇に停めるか」
キュルッ、ボボボボボボォー。
スタンドの壁際にノーズを入り口側にして停める。
若干の傾斜が有り、前が下がってカッコイイ。
「やっぱ、こぉーだろぉー」
U字クンが店のドアを開け、見に来た。
「いやぁー、良いですねぇ佇まいが」
「いつも置いてくれるとお客さん増えるかも」
やはりお客さん、減ってるの・・・か。
ユウが車の横でポーズをとる。
「U字クンには刺激が強いな」
「あんまり煙草吸わないでねぇ」
ユウなりに気を使ってくれてるのが嬉しい今日この頃。
軽く手を挙げ返事をする。
ガソリン代を払い自販機の前。
「やっぱり珈琲はコレだな」
ミルク入りの小さい缶珈琲。
「レオさん甘党だからなぁ、ボクはコレで」
「お、お茶?どぉーしたのぉ」
U字クンは若干俯きながら話す。
「最近、お腹が気になってねぇ」
ちょっと見、すらっとした体型だけど。
「ひょっとして、アレだな」
「いやいや、勘弁してくださいよぉー」
あはは。
ブブブブブブゥー。
「お、お客さんだ」
軽く身を翻し、ドアを開け対応する。
「さすがU字クン、やるなぁー」
ユウが両腕を振っている。
「そろそろ帰るか」
結局煙草に火を点けず、スタンドのドアを開ける。
「U字クーン、そろそろ行くわぁー」
忙しそうに車のフロント・ガラスを拭いている。
「もっとゆっくりしていけば良いのにぃー」
「又寄ってくださぁーい」
真面目な人である。
「じゃぁ、又ぁー」
キュルッ、ボボボボボボォー。
「早朝で車は少ないが、出る時は確認っと」
窓越しにU字クンが手を振ってくれているのが見える。
オイラも手を振る、何故かユウも・・・。
「朝ごはんは何にするの?」
ユウが聞いてきた。
「そぉーだなぁー、帰り掛けに買って行くか」
コンビニでパンとデザートを。
