バイパスを降り、街中に入る。
スタンドの近くまで来て開いているか確認。
「ロープは張って無いな、U字クン来てるぞ」
ボボボボボォー。
赤いトラッキンを洗車中。
音を聞くなり、いつもの笑顔で片腕を挙げながら出迎える。
「おはよーございますぅ、レオさん」
「どぉーしたの?凄い車ですねぇ」
U字クンには初お披露目だったな。
「あはは、オイラの車なんだぁ」
「ハイオク満タンねぇ」
オイラがロータリー乗りでアルからか、大のロータリーファンである。
「いやー、傷付けられないから給油も怖いなぁ」
背も高く童顔でジャニーズ系なU字クンは気も優しい人である。
「えー!60L位入りますよぉ、見た目もそぉだけどタンクも・・・」
「ま、ロータリーだからねぇ」
ユウは車の横に立ってU字クンを触っている。
「あああ、一体ナニをぉーーー」
U字クンには見えないところが・・・。
「フフフッ、U字クンって背が高ぁーい」
グラサンは外した方が良いのかも・・・。
「レオさん、いつもの様に洗車してく?」
いつものオイラは給油時、洗車用具を車に積んでくる。
さすが店長、太っ腹。
「今日は洗車イイよぉ、いつもありがとね」
「しかしコックピットも、カッコイイー」
「ちょっと座っても良いですか?」
すかさずユウがナビシートに座る。
「可愛いなぁ、ユウは」
ステアリングを握って、シフトを掴む。
各ペダルの位置を確認しながら運転デモを繰り返すU字クン。
「いやー、シート高も低いしステアリングの角度も良いですねぇ」
「ドア開けると、すぐ路面が有るのがビックリですよぉ」
全高が低くLamborghiniと同じく1070mmに設定しているのである。
「なんなら近くを廻ってくる?」
「いえいえ、ぶつけたら大変だし店も空けられないから」
バスッ!
ドアを閉め、店内へ歩き出すU字クン。
「中で珈琲でも、どぉですか?」
そー言えばU字クンも煙草吸うんだったな。
「そぉーだねぇー、一服イップクっと」
ユウがドライビング・シートで運転する真似をしている。
