DREAM

ep13 遠方

レオのガレージに運び込まれる物は、主に消耗品と通信機材。
外装など交換できるパーツも1台分用意される。
タイヤ交換やオイル類などの交換はレオ1人で出来る。
通信機材と言っても、PC等などの設置設定などである。
中二階が主な仕事場になり、部屋の前にも色々置けるスペースが有る。
07から直接工場に通信したいのだが、不安要素を取り除くと言う事。
公道走行データやユウの記憶情報は、一旦07搭載のSSDに記憶される。
そのデータを搬入されるPCの専用ソフトなどで解析保存される。
データは専用回線を通じて工場に送られるという仕組み。

日本では車検制度がある為、3年で01と交代になる。
しかし走行データでの大きな変更、
及びなんらかの不具合等が生じた場合は交代するようになる。
Sシステムはと言えば、その車と起動者のみ対応出来る。
従って各車の個性が生じる事となる。
レオもテストカーにSシステムを導入する考えであろう、3姉妹と言うからには。

「もしもしぃ、レオ?」

ナオからの電話である。近くまで来たのであろう。

「おおお、今どこら辺?高速降りた?」

外野が騒がしく無いから、車から降りてるな。

「今ねぇ、道の駅ぃ」
「お昼はどぉするぅ?レオのとこに着いてからにするぅ?」

ガレージの近くにファミレスとか牛丼屋もある。
07で行っても・・・。

あ、これで行くかな。

3台並んでるから、このままにしておきたいし。
帰ってきても外に置けるから。

「そぉだなぁ、一緒にコッチで食べるか」

視線の先には、小さくて黄色い車。

「ユウ、この車は判るかな?」

レオはユウの全てを知ってはいない。

「レオのデータあるよ、黄色い車わぁ」
「FIAT500Fチンク'67モデルぅ、でしょ」

さすがユウである、データの宝庫。

映画カリオストロの城でルパンの愛車として登場。
映画のようにスーパーチャージャーは搭載されていない。
年代は違うであろうが、同じ車種である。
ルパンの愛車はベージュなのだが、レオの愛車は黄色である。

「そそ、ルパンの映画見てこの車で旅したいってね」

車の大きさは現在の軽自動車より小さい。
一応4人乗りで、車体の後ろにエンジンがある。
排気量は約500ccで軽規格なのだが、生産当時の規格が採用される。
小型車扱いである、30馬力も無いのだが。

セルレバーを引き

ババババババァー。

キュキュキュッ。

ガレージ内で旋回する。

「イタリア生まれの可愛いお姉さんね」

外国にはたくさんの自動車メーカーやカロッツェリアがある。

「イタリアやドイツに旅行したいなぁ」

1 件のコメント:

R-EI さんのコメント...

なかなか・・・⌒ー^)b


ホワイト・アルバム2